各国SIM選び方 その1 中国編

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各国SIMの選び方。中国編(2016年10月30日更新)

[1]中国でFacebookやTwitterが可能な香港キャリア提供の中国SIM

1.中国国内での海外SNSの制限

中国国内で販売されるプリペイドSIMは、基本的にFacebookやTwitterなど海外SNSのアクセスに制限がかけられています。Gmailもエリアによってはうまく繋がらないこともあります。

北京や上海の空港では中国国内キャリアのプリペイドSIMを売っていますが、それらを使っても海外SNSには直接つながらないのです。

中国でFacebookやTwtterへ接続する方法の代表例は、以下の4通りです。

1.香港キャリア販売の中国向けプリペイドSIMを買う ← 一番お勧め
2.日本のキャリアのローミングサービスを使う ← 簡単だが割高
3.レンタルルーターを使う ← 中のSIMが中国キャリアの場合は海外SNS利用できず(要VPN)
4.中国キャリアのプリペイドSIMを買い、VPNを通す ← 安価だがVPN設定が面倒

ということから、「海外SIMモール」でも紹介している香港キャリア販売の中国向けプリペイドSIMをお勧めします。

2.香港キャリア販売の中国向けプリペイドSIMの種類

海外SIMモールで紹介しているプリペイドSIMのうち、中国向けは以下リンクから参照できます。

海外SIMモール > 中国
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多数のSIMがありますが、中国本土へ何度も行ったスタッフや関係者の経験から、お勧めするのは以下の3種類です。

(A)「中国・香港 LTEデータ 1.5GB/10日
中国と香港で10日間1.5GBの利用が可能。中国移動のTD-LTE(B38/B39/B40)が利用できます。中国主要都市への訪問ならこちらが便利。なお3GはTD-SCDMAとなるので、地方都市などでは速度が厳しいことと、海外から持ち込んだ端末は同方式非対応の場合あり。その点だけが注意です。

(B)「中国・香港 3Gデータ1GB/7日
中国と香港で7日間1GBが利用可能。中国聯通のW-CDMA(B1)なので、ほぼ全てのスマートフォンが対応。地方都市でもほぼ繋がります。予算に余裕あれば(A)と合わせて2枚持ちすれば、中国国内の通信はほぼ完ぺき。

(C)中国・香港 3Gデータ&通話 (中国香港デュアルナンバー) (マカオ・台湾・日本対応)
香港と中国の2つの電話番号が利用可能。中国国内で音声通話が多い人にお勧め。相手に中国の番号を伝えることができるわけです。データ通信は各種パッケージがあるのでそれで付与できます。最大有効日数が540日と長いのも魅力です。

↑上記SIMはキャリアでの販売終了。市場在庫のみとなります。

また香港旅行に来たけど、1日だけちょっと深センに行きたい、と言う時はこちらがお勧め。

(D)「香港 1.5GB/5日, 5GB/8日LTE データ&通話 (中国・マカオ・台湾 データ対応)
本来は香港用のプリペイドSIMですが、HK$40/40MB/日の中国・マカオ・台湾データパッケージが利用可能。香港の利用が多く、中国へもちらりと寄りたいなら使いやすいでしょう。中国では中国聯通のW-CDMAに加え、FDD-LTE(B1/B3)も利用可能。

この他にも「中国・香港・マカオ・台湾」の大中華4カ国で使えるもの、中国でも広東省に特化したもの、台湾向けSIMで中国と香港のオマケデータがあるものなど、いずれのSIMも香港キャリア発行プリペイドSIMなので海外SNSの利用は可能です。渡航期間や利用シーンに合わせて最適なものを選んでください